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サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

堀江貴文さん推薦!飲食店開業や起業を夢見るサラリーマンは大勢いる。だが、その先には「地獄」が待っている──。飲食・宿泊業の廃業率は20%で全業種トップ、日本で起業して10年後に残っている会社はわずか5%。それより、会社を買って社長になろう。国内企業の約66%が後継者難。株式1円で買える好業績優良中小企業もゴロゴロ。キャリアを生かして社長として活躍、最後は売り抜ける。人生を変える明るい資本家講座!(著者:著者:三戸 政和)

 この本の紹介を初めて友人から受けた時「たいそう大きな夢を掲げるんだなあ」と他人事のように思っていたが、他の友人からもまた別の日に同じ本を勧められ、「会社を買うって今やわりと一般的な考え方なのかな」と思い読んでみた。

 内容としては、今後大廃業時代を迎えるであろう時に備え、小さな会社を買って経営するメリットを書いた本、というのが一番の印象だ。本書のタイトルを読んだ方の多くは「会社を買うなんて、そんなリスクの高い買い物なんて怖くてできない」という反応をするかと思う。ただ、これについてよくよく考えると、終身雇用がなくなり、年金も貰えるか分からないような現代では、そもそも何もしないという事自体がリスクであり、同じリスクを抱えるなら、会社を一つ買って資本家となり、しかもあなたの手腕でその会社を蘇らせれば、社会にとって非常に意義ある事である。しかも、会社を買って経営するのは、0を1にする起業に比べ圧倒的に難易度が低い。

 会社経営を今後の人生の選択肢の一つとして検討したい方にオススメしたい本です。