LIFE ACADEMIC

FILM

  • 私を離さないで

    わたしを離さないで

    カズオ・イシグロのベストセラー小説を奇跡の映画化! 劇場ロングランヒットを記録した、あまりにも儚く切ない衝撃作! 命を“提供”するために、彼らは生まれた。(監督:マーク・ロマネク)

    本作は、クローンとして生まれ、臓器提供をする為だけに生涯を終える者たちの物語。原作は小説だが、映画ではその話の舞台となるヘールシャムや提供者たちの葛藤が見事に反映されている。提供者たちが普通の者たちと変わらない生活をしてる姿を見ると、命の価値とは…と深く考えさせられる。

    私を離さないで

  • 日の名残り

    日の名残り

    1958年。ダーリントン邸の老執事スティーブンスのもとに、以前共に屋敷で働いていた女性ミス・ケントンから一通の手紙が届く。懐かしさに駆られる彼の胸に20年前の思い出が蘇る。当時、主人に対して常に忠実なスティーブンスと勝気なケントンは仕事上の対立を繰り返していた。二人には互いへの思慕の情が少しずつ芽生えていたが・・・(監督:ジェームズ・アイヴォリー)

    英国最高の文学賞(ブッカー賞)を受賞した作品の映画。小説では、その透明感溢れる文体と緻密な描写、そして主人公の生き方に魅了されたが、映画作品も小説に劣らず素晴らしい具合に仕上がっている。まだこの映画を見ていない方に是非見てもらいたいと思う。

    日の名残り

  • キング・コーン

    キング・コーン

    僕たちの寿命は親より短い?! 現代人が口にしている、あらゆる食料は“とうもろこし”から出来ている?? そして、人体に与える深刻なダメージとは?! 魔法の一粒が作る、牛肉・鶏肉・スナック・ジュース・甘味料…… 人類を支配する“とうもろこし”の正体を暴く戦慄のドキュメンタリー・ムービー!!(監督:アーロン・ウルフ)

    世界の人口が増加し続ける理由の一つとして、科学技術の発達が挙げられるが、その裏には効率的に生産できかつ儲かる食料の存在がある。そして、その正体こそが本作で取り上げられる”コーン”である。このドキュメントを見れば、誰もがその脅威に気付く事になるだろう。

    キング・コーン

  • 痩せゆく男

    痩せゆく男

    ジプシーの老婆を殺してしまった弁護士ビリー(ロバート・ジョン・バーク)は突然訪れたジプシーの長老に痩せてゆくという呪文をかけられてしまう。次の日から、長老の言葉通りに痩せて行くのだった。(監督:トム・ホランド)

    世界に数あるホラー映画の中でも最高傑作だと思う作品。呪いをかけられ、日に日に痩せゆくビリーの姿にはただただ恐怖しか感じない。小学生の時にみて結構トラウマになった覚えがある。

    痩せゆく男

  • シン・ゴジラ

    シン・ゴジラ

    突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は上陸。人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか?(監督:庵野秀明, 樋口真嗣)

    謎の巨大生物・ゴジラの出現に緊急対応しなければならない政府だが、突然の出来事に何もできず、只々被害が広がっていく。その間、ゴジラがシン・ゴジラとなって覚醒し、街を破壊し放射汚染させていく様子は、日本という国を風刺した映画であるとも言えるだろう。

    シン・ゴジラ

  • スラムドッグ$ミリオネア

    スラムドッグ$ミリオネア

    世界最大のクイズショーで、残り一問まで辿り着いたスラムの少年。間違えれば、一文無し。正解すれば、番組史上最高額の賞金を手に入れる。〈スラムの負け犬:スラムドッグ〉が全てを賭けて出した、人生の“ファイナル・アンサー”は―?(監督:ダニー・ボイル)

    2009年のアカデミー賞受賞作。クイズショーに参加した少年が、偶然にも過去の自己体験と一致したクイズ問題を出題され次々と正解していき、大金獲得のチャンスを目の前にする。走馬灯のように思い出す主人公の回想では、スラム街で育った主人公のリアルで生々しい経緯が描かれており、社会問題について大変考えさせられる。ボリウッド映画の名作。

    スラムドッグ$ミリオネア


  • 最強のふたり

    最強のふたり

    事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。高級住宅地とスラム、ショパンとクール&ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。(監督:エリック・トレダノ)

    本作は実話をもとにしたストーリー。ドリスの気の強い言動やブラックジョークを見ていると、こちらまでヒヤヒヤしてしまう。だが、そんなフィリップ自身も似たような性格の持ち主なので、だからこそ、出身や身分を超えて最強のふたりになっていったのだと感じた。

    最強のふたり

  • イエスマン “YES”は人生のパスワード

    イエスマン

    「生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる」と脅されたカールは、勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加。“意味のある人生を送るための、唯一のルール”は、全てのことに、それがどんな事であっても「イエス」と言うだけ。全てに“YES”と言ったらどうなるか、を実際に試してみたBBCラジオディレクターの体験実話が原作。(監督:ペイトン・リード)

    何事も”No”といって断るよりも”Yes”といって引き受けた方が、ポジティブになれたり、やらないで後悔するよりも、”Yes”といって学びある人生を過ごした方が、後悔ない人生を過ごせる。そんな楽しい人生の生き方を再認識させてくれる映画でした。

    イエスマン”YES”は人生のパスワード

  • 清洲会議

    清洲会議

    天正10年(1582年)本能寺の変。一代の英雄織田信長が死んだ―。跡を継ぐのは誰か?後見に名乗りを上げたのは2人。筆頭家老・柴田勝家と後の豊臣秀吉・羽柴秀吉。勝家は、信長の三男でしっかり者の信孝を、秀吉は、次男で大うつけ者と噂される信雄を信長の後継者として推す。繰り広げられる一進一退の頭脳戦で、人々の思惑が猛烈に絡み合う! (監督:三谷幸喜)

    織田信長亡き後の後継者争いを描いた映画。作品の中でも、特に信孝と信雄が各競技で勝負する場面はコミカルに描かれていてとても面白い。ただ、それでも話の要点がしっかり踏まえられているので、歴史の流れが分かるストーリー構成となっている。キャストの配役も大変よかった。

    清洲会議

  • ヒトラーの忘れ物

    ヒトラーの忘れもの

    大人が残した 理不尽な任務。少年たちが見つけるのは、憎しみか 明日への希望か― 。第二次大戦後のデンマークで、ナチが埋めた200万個以上の地雷を撤去したのは、異国に置き去られたドイツ人少年兵達だった。 残酷な史実を題材にした本作は、戦争の現実を浮き彫りにし、観る者に問いかけてくる。(監督:マーチン・サントフリート

    地雷除去という戦後処理の問題を扱った映画。作品を通し真っ先に感じたのは、地雷という兵器ほど悪意に満ちた武器はない、というものだった。本作を通し、世界に目を向けると、戦後処理における問題やその後始末を誰が担うかなど、その深刻さの度合いがより深く感じ取れる。

    ヒトラーの忘れ物