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2023.06.11
ビジネス教養としての半導体(著者:高乗 正行)
本書では、国内外で30万人以上に利用されている電子部品、半導体の通販サイト運営を行う著者が、半導体とはそもそも何か、世の中に欠かせないものになるまでの進化の歴史、半導体を巡る世界の動きなどを解説します。時事問題を語る場やビジネスシーンなどで知らないと恥をかく大人の教養としての「半導体」の知識が身につく一冊です。(Amazon内容紹介) 近年、半導体不足が世界的な課題となり、自動車からスマートフォン、家電まで、幅広い産業に影響を与えている。こうした中、ビジネス教養としての半導体について詳しく解説した著書が本書である。 本書ではまず、半導体の定義と概要について詳述している。半導体は電気を通す導体と…
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2022.08.14
はちみつの教科書(著者:有馬ようこ)
ハチミツは、古きはエジプト時代から人々の健康や美容に貢献してきました。 しかしその秘訣がハチミツの持つ抗菌作用であるという認識だけが根強くあり、菌に関係のない健康や美容についての理解がありません。「ハチミツといえば抗菌作用」という蜂蜜神話から抜け出すヒントになる書です。 (Amazon内容紹介) 最近、仕事の関係で蜂蜜を取り扱うようになり勉強を始めている。前回、「はちみつ Handbook」からその知識の一部を抜粋し紹介したが、今回は「はちみつの教科書」から印象に残った部分を紹介したいと思う。 糖質の種類 ハチミツに含まれるグルコースとフルクトースは糖質の中でも単糖類と呼ばれるグループに入る。…
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2022.08.07
はちみつ Handbook(一般社団法人 全国はちみつ公正取引協議会青年部 構成)
蜂蜜の基礎知識や様々な花の蜜の特徴などをまとめた本です。 40種類の単花みつのプロフィールなどがわかりやすく掲載されている、 ハンディーサイズの本です。 ミツバチが蜜を取る40種類の花の絵を、描きました。 なぜ、ミツバチは蜜を集めるのか。花の蜜と蜂蜜の違い等、 私たちが知っている知識よりもさらに詳しく知ることが出来ます。 (Amazon内容紹介) 最近、仕事の関係で蜂蜜を取り扱うようになり本書を手に取ってみたがなかなかに面白い。そこで、ここでは本書でまとめられていた蜂蜜の知識を一部紹介してみたいと思う。 1はちみつが出来上がるまでの過程働きバチは花から吸い取った蜜をお腹の中にある「蜜胃」と呼ば…
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2020.09.19
成功する子 失敗する子 – 何が「その後の人生」を決めるのか –
人生における「成功」とは何か?好奇心に満ち、どんな困難にも負けず、なによりも「幸せ」をつかむために、子供たちはどんな力を身につければいいのだろう?神経科学、経済学、心理学…最新科学から導き出された一つの「答え」とは―?アメリカ最新教育理論。(著者:ポール・タフ, 訳:高山真由美) 本書は、人生における”幸せ”を掴む為、幼少期の子供教育に焦点を当てた話を展開している。話の中では、読み書きや学力のようなIQで測れる認知能力に対し、やり抜く力・好奇心・自制心のような数字で測る事のできない非認知能力にスポットを当てられているが、そこで紹介されている数々の事例がとても興味深い。 例えば、ストレスに…
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2020.05.31
四色問題
四色あればどんな地図でも塗り分けられるか?一見簡単そうだが、どうにも証明できない難問として人々の頭を悩ませ続けた「四色問題」。ルイス・キャロルをはじめ幾多の人物が挑戦しながら失敗。一世紀半後、ふたりの数学者がコンピュータを駆使して解決するが、「これは数学じゃない」と拒絶反応も。天才たちの苦闘の歴史を通じ、世紀の難問が解かれるまでを描く興奮の数学ドラマ。(著者:ロビン・ウィルソン 訳:茂木健一郎) 四色問題とは、1850年初めに提唱された問題であるが、その問いは以下のようなものである。 四色あれば、どんな地図でも隣り合う国々が違う色になるように塗り分けることができるか この問題を理解するだ…
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2020.03.28
史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち
最高の真理を求める男たちの闘い第二ラウンド!古代インド哲学から釈迦、孔子、孟子、老子、荘子、そして日本の禅まで東洋の“知”がここに集結。真理(結論)は体験によってのみ得られる!(著者:飲茶) 哲学といえば、生きるとは何か、死とは何か、存在とは何か、といった抽象的な問いを考察していく学問だが、哲学者の考えを知るとなると、超人思想・脱構築・構造主義といった専門用語が立ち並び、理解するのが難しい。だが、本書では「史上最強の哲学入門」とタイトルにあるように、各哲学者の思想や造語を大変分かりやすく紹介している。そして本作は、東洋哲学の偉人に焦点を当てた構成となっているが、そもそも東洋哲学はどのような…
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2020.03.21
史上最強の哲学入門
真理に殉じた最強の論客ソクラテス、近代哲学の偉大なる父デカルト、神を殺した狂気の超人ニーチェ…強者の論を踏み台に、さらなる強者が出現する。そう、哲学の歴史はまさに闘い!!偉大なる哲学者たちが繰り広げてきた、頭脳と頭脳の闘いの歴史を、驚異的な噛み砕き方でわかりやすく紹介。最強の哲学入門書、降臨!!(著者:飲茶) 哲学といえば、生きるとは何か、死とは何か、存在とは何か、といった抽象的な問いを考察していく学問だが、哲学者の考えを知るとなると、超人思想・脱構築・構造主義といった専門用語が立ち並び、理解するのが難しい。だが、本書では「史上最強の哲学入門」とタイトルにあるように、各哲学者(西洋)の思想…
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2020.01.23
私たちは子どもに何ができるのか
非認知能力は、読み書き計算のように教えて身につくものではない。「環境」の産物なのだ。「やり抜く力」「好奇心」「自制心」…人生の成功を左右する力の育み方を、最新の科学的根拠(エビデンス)と先進事例から解き明かす!(著者:著者:ポール・タフ, 訳:高山 真由美) 近年、教育分野の世界で「非認知能力」が注目されている。非認知能力とは、読み書きや学力のようなIQで測れる能力に対し、やり抜く力・好奇心・自制心のような数字で測る事のできない能力のことを指す。 そして、今や非認知能力は、人生の成功を左右する力として、IQ以上に大きな影響力を及ぼす事が最新の研究で明らかとなっている。 では、実際に子供の非…
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2020.01.16
「学力」の経済学
「データ」に基づき教育を経済学的な手法で分析する教育経済学は、「成功する教育・子育て」についてさまざまな貴重な知見を積み上げてきた。そしてその知見は、「教育評論家」や「子育てに成功した親」が個人の経験から述べる主観的な意見よりも、よっぽど価値がある―むしろ、「知っておかないともったいないこと」ですらあるだろう。本書は、「ゲームが子どもに与える影響」から「少人数学級の効果」まで、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的根拠から解き明かした画期的な一冊である。(著者:中室牧子) 子供の学力を伸ばす為、様々な教育方法がある。そのいくつかとして「子供にゲームをさせない」「子供はほめて育て…
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2020.01.12
スクールカースト
スクールカーストとは、主に中学・高校のクラス内で発生するヒエラルキーのこと。同学年の子どもたちが集団の中で、お互いを値踏みしランク付けしていることは以前から指摘されており、いじめや不登校の原因となるとも言われてきた。本書では、これまでのいじめ研究を参照しながら、新たに学生や教師へのインタビュー調査を実施。その本音を生々しく聞き出している。また大規模アンケート調査もふまえ序列が維持される背景に迫る。(著者:鈴木翔, 本田 由紀) いつの時代でも、生徒間のいじめ問題が絶える事はない。しかしそれは一体なぜなのだろうか。本書は、そんないじめ問題が発生する大きな理由の一つとして、スクールカーストを挙…