LIFE ACADEMIC

FILM

  • ビューティフル・マインド

    ビューティフル・マインド

    ラッセル・クロウ扮する天才数学者のジョン・ナッシュは、国際的な名声をつかみかけたところで国家の陰謀に巻き込まれてしまう。もはや信じられるのは、献身的な愛で支えてくれる妻のみ。勇気と栄光に彩られた感動のストーリー。(監督:ロン・ハワード)

    ナッシュはプリンストン大学に進学する際、その推薦状にたったの1行「He is a mathematical genius.(この男は数学の天才である。)」と書かれた程の天才であったが、30代の頃に統合失調症を患う事になる。しかし、妻アリシアの献身的な支えと共に長年に渡る闘病生活を乗り越え、最後にノーベル経済学賞を受賞するに至った結末はなんとも感動的であった。

    ビューティフル・マインド

  • のぼうの城

    のぼうの城

    「この城、敵に回したが間違いか」天下統一目前の秀吉が唯一、落とせない城があった。名を挙げる事に闘志を燃やす石田三成は、秀吉より預かった2万の兵を進め、忍城に迫る。しかし三成軍のなめきった態度に、長親が思いもよらない言葉を発する。「戦いまする」、たった500人の軍勢対2万の大軍の戦いの火ぶたが切って落とされた!(監督:犬童一心, 樋口真嗣 )

    実話をもとにした本作は、歴史上「忍城の戦い」と呼ばれている。領民から「のぼう様」と呼ばれ慕われる城主・成田長親が、村民と一緒に奇策を用いて豊臣軍を撃破していく姿は何とも痛快。桶狭間の戦いや川中島の戦いと同じくらい広く知られてほしいと思うほどの合戦です。

    のぼうの城

  • 沈黙

    沈黙

    17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きで長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。(監督:マーティン・スコセッシ)

    遠藤周作の著書「沈黙」を映画化した作品。禁教令が敷かれていた頃のキリシタンの生活がまさに想像を絶するほどであるとよく分かる。神はこのような状況下にしてもなぜ沈黙するのか…と深く考えさせられる。

    沈黙

  • 奇蹟がくれた数式

    奇蹟がくれた数式

    1914年、英国。ケンブリッジ大学の数学者ハーディは、遠くインドから届いた一通の手紙に夢中になる。そこには驚くべき“発見”が記されていた。ハーディは差出人の事務員ラマヌジャンを大学に招聘するのだが、学歴もなく身分も低いことから教授たちは拒絶する。孤独と過労で、重い病に倒れてしまうラマヌジャンの代わりに、ハーディは奇蹟の証明に立ち上がるのだが―。(監督:マシュー・ブラウン)

    ラマヌジャンは、32歳という短い生涯ながら3254個の公式を発見した天才中の天才である。しかし、この映画を見ていると「天才と言えどもその生涯は順風満帆というものでもないんだなあ…」という事実についてすごく気づかされる。ハーディー先生とのやり取りはとても感動的です。。

    奇蹟がくれた数式

  • 天使にラブソングを / 天使にラブソングを2

    SISTER ACT

    殺人現場を目撃してしまったクラブ歌手のデロリスは、ギャングに命をねらわれるはめになり、お堅い修道院に身を隠すことになる。最初はおとなしく隠れていたが、聖歌隊のリーダーになって本領を発揮。ヘタクソなコーラスがリズミカルな賛美歌に変わり、テレビ中継までされてしまったが、それにギャングが気づかないわけがない。デロリスの無事は!?(監督:エミール・アルドリーノ)

    クラブ歌手のデロリスと修道院の対比が何とも面白く、修道女のコーラスが天使のような歌声に変わっていく歌には、思わず聞き込んでしまう。今まで見てきたコメディ映画の中で、おそらく一番好きな映画。

    天使にラブソングを

  • The birds

    The Birds

    「鳥」はアルフレッド・ヒッチコックのサスペンスドラマの最高傑作だ。美しいブロンドの女性メラニー・ダニエルスが、婚約者のミッチ・ブレナーに会いにボデガ・ベイにやってくる。カモメに襲われる彼女。その後、何千羽もの鳥が町に群れをなしてやってきて、子供や住民たちを襲う。ミッチやメラニーも、何の理由もなく襲う鳥たちの力と戦うのに命をかける。ハリウッドが生み出した恐怖映画のお手本と言える傑作だ。(監督:アルフレッド・ヒッチコック)

    小学生の頃に「The birds」を見たが、そのあまりの怖さに途轍もない恐怖を覚えたのは今でも忘れない。

    The birds

  • イミテーションゲーム

    イミテーション・ゲーム

      第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>。 世界の運命は、解読不可能と言われた暗号に挑んだ、一人の天才数学者アラン・チューリングに託された。英国政府が50年以上隠し続けた、一人の天才の真実の物語。時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは――?!(監督:モルテン・ティルドゥム)

    コンピューターの基礎理論を築き上げ、20世紀最高の頭脳とも称されるチューリングが、解読不可能とされるエニグマに挑戦するノンフィクションストーリー。祖国の滅亡を掛けエニグマに挑むチューリングの雄姿に心を打たれる。

    イミテーションゲーム

  • 殿、利息でござる

    殿、利息でござる!

     百姓や町人へ容赦なく重税を課していた仙台藩。町の将来を心配する十三郎は、知恵者の篤平治から藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという秘策を打ち明けられる。計画が明るみに出れば打ち首確実。必要な資金は千両。現在の3億円という大金を水面下で集める、前代未聞の頭脳戦が始まった。(監督:中村義洋)

    宮城の北吉岡で重税を課せられる街の様子が描かれているが、中でも街道を渡るお上の物資を次の宿場に運ぶ役(伝馬役)を背負わされた宿場にスポットが当てられている。実際にこの話は実話であり、街を救いたい一心で大金をかき集める十三郎の思いがひしひしと映画で伝わってくる。

    殿、利息でござる


  • 42

    42

    4月15日。その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」をつける。どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。「42」――それは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。その裏側に、鳥肌の立つようなドラマがあった。(監督:ブライアン・ヘルゲランド)

    冒頭にもあるように、本作品のタイトルである「42」とは、近代メジャーリーグ初の黒人選手となったジャッキー・ロビンソンの背番号。当時、MLBは白人しかプレーすることが許されていなかったが、そんな逆境にも負けずロビンソンがMLBで活躍する姿が描かれている。

    42

  • ハンナ・アーレント

    ハンナ・アーレント

    誰からも敬愛される高名な哲学者から一転、世界中から激しいバッシングを浴びた女性・ハンナ・アーレントは「考えることで、人間は強くなる」という信念のもと、世間から激しい非難を浴びて思い悩みながらも、アイヒマンの<悪の凡庸さ>を主張し続けた。半世紀を超えて彼女が本当に伝えたかった<真実>が、今明かされる。(監督: マルガレーテ・フォン・トロッタ)

    「人は誰しもが悪になり得る」、ユダヤ人を収容所へ移送し続けた主犯アドルフ・アイヒマンの裁判をルポルタージュしたアーレントは、あまりに異端なレポートを投稿し、激しい非難を浴びることになる。自分が思う真実を貫く姿勢に感銘を受けるが、ラストシーンは非常に切なさを感じてしまう。

    ハンナ・アーレント