NOVEL
君たちはどう生きるか
この本の主人公である本田潤一君は、15歳の中学生で、周りからは「コペル君」という名の愛称で親しまれる(ちなみに、コペル君とは、彼の叔父さんが地動説を唱えた偉人”コペルニクス”に因んで付けた名前だ)。そんなコペル君は、成績優秀でスポーツも卒なくこなし、浦川君や北見君といった思いやりある友人と一緒に楽しい学生生活を送っていく。だが、ある事件をきっかけに、コペル君は彼ら友人との間に亀裂を生じさせてしまい、塞ぎ込んでしまう。そんな時、コペル君を見かねた叔父さんは、彼にある助言を送り、自身の犯した過ちに向き合かう決心をする事になる。本書は、そんなコペル君の人生を通し、人としてあるべき姿を学んでいく道徳教本のような本となっている。
本書は、1937年に出版された本であるが、2017年に漫画化されて話題となり、今では200万部以上の売り上げを記録している。興味のある方は、是非一度読んでみては如何だろうか。