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2019.03.25
イノサン
18世紀、「自由と平等」を望み、現代社会の出発点となったフランス革命。 その闇に生きたもう一人の主人公シャルル-アンリ・サンソン。彼は、パリで死刑執行人を務めるサンソン家四代目の当主。 その過酷な運命に気高く立ち向かった“純真”を描く、歴史大河の開幕──!!(著者:坂本眞一 ) イノサン
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2019.03.22
金と銀
うだつの上がらない森田鉄雄は、競馬場で裏社会を仕切る大物フィクサー平井銀二に出会う。銀二の悪党ぶりと、億を超える大金をたやすく手に入れる天才的な才能に憧れて、「銀を超える金(キン)と呼ばれる人間になりたい」という志を抱き、欲望渦巻く裏社会へ足を踏み入れるのだった…。「悪」vs「悪」の心理戦。果たして一文無しの森田は、大金を手にし、大物フィクサー銀二を超えられるのか!?(著者:福本伸行) 金と銀
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2019.03.10
理性の限界
我々が信じる合理的選択、科学的認識、論理的思考は、絶対的なものではない!世界の根源に関わる事象と密接に関連する人間の「理性の限界」と可能性をディベート形式で平易に描く論理学入門書。(著者:高橋 昌一郎) 本書は、タイトル『理性の限界』と書かれているように、人間の理性では越えられないテーマの限界について綴られている。そのテーマは、選択・科学・知識といった、我々が理性的に解釈可能だと思われる学問領域を対象にしているが、著書では、司会者・会社員・数理経済学者・哲学史家・運動選手・生理学者など、計36人にも及ぶ登場人物が、身近な疑問を掘り下げ、理性にお…
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2019.03.10
教室内(スクール)カースト
スクールカーストとは、主に中学・高校のクラス内で発生するヒエラルキーのことで、小学校からその萌芽はみられる。同学年の子どもたちが、集団の中で、お互いがお互いを値踏みし、ランク付けしていることは以前から指摘されており、いじめや不登校の原因となるとも言われてきた。本書では、これまでのいじめ研究を参照しながら、新たに学生や教師へのインタビュー調査を実施。教室の実態や生徒・教師の本音を生々しく聞き出している。生徒には「権力」の構造として映るランク付けが、教師にとっては別の様相に見えていることも明らかに…。本書ではまた、中学生への大規模アンケート調査結果もふまえながら、今後の日本の学校教育のあり方に示唆…
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2019.03.10
大気を変える錬金術
物質変換の威力,あるいは魔力。人工窒素固定、化学兵器、IGファルベンを生みだしたボッシュとハーバー。彼らが人類史上に果たした役回りは、ロバート・オッペンハイマーのそれにも比べうる。人と炭素の未来を映しだす、窒素の物語。(著者:トーマス・ヘイガー 翻訳:渡会圭子) ”これは空気をパンに変える方法を発明した二人の男の物語である” その二人の男の名前は、カール・ボッシュとフリッツハーバー。この人物の名前と功績を存じ上げていない方は多いと思うが、高校の時に少しでも化学を勉強した事がある者なら「ハーバー・ボッ…
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2019.03.07
動的平衡
哲学する分子生物学者が問う「命の不思議」。生物を構成する分子は日々入れ替わっている。私たちは「私たちが食べたもの」にすぎない。すべての生物は分子の「流れ」の中の「淀み」なのである。しかし、その肉体、タンパク質の集合体に、なぜ「いのち」が宿るのか。遺伝子工学、最先端医学は生物を機械のように捉えていないか。生命の「背景」にある「時間」を忘れていないか。いったい、生命とは何なのか。哲学する分子生物学者が永遠の命題に挑む!(著者:福岡伸一) 『動的平衡』は、「生命とは何か?」という問いに深く切り込んだ福岡さんのベストセラー著書『生物と無生物の間』をもっと…
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2019.03.07
日本辺境論
日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。(著者:内田樹) 本書は日本の地政学的観点から、日本という辺境国を多方面から分析しているが、何故日本人は特異な辺境民へと成長していったかについて記されており、その特…
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2019.03.05
フェルマーの最終定理
言葉にしようのない、美しい瞬間でした。17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが――。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション!(著者:サイモン シン 翻訳:青木 薫) フェルマーの最終定理という名前、読者の方も一度はどこかで耳にしたことがあるのではないだろうか?この問題は17世紀…
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2019.03.05
最高の体調
日々の不調や不満には様々なレベルがあります。たんに朝起きれないという人もいれば、仕事の集中力が続かなくて作業が進まない。さらには怒りや不安がコントロールできずに人生が上手くいかない人、つねに体調不良に襲われている人、毎日の暮らしに張り合いがなく空虚な気持ちのまま暮らしている人など、症状や問題の深刻さには個人差があるはずです。まずは現代人が抱える問題の「共通項」をあぶりだし、すべてを柔軟に解決する汎用的なフレームワークを提供します。(著者:鈴木裕) 年に5,000本の科学論文を読み続けている著者・鈴木裕さんが執筆した最新図書「最高の体調」。 &n…
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2019.03.03
よつばと!
夏休みの前日、とある町に強烈に元気な女の子「よつば」と、「とーちゃん」親子が引っ越してきた。遠い海の向こうの島から来た不思議な女の子。「よつば」(6歳)に振り回される周りの人達の日常を描いたハートフル?コメディー。(著者:あずま きよひこ) よつばと!