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2021.09.04
運命の相手とは?
先日、久しぶりに東京の友人と出会う機会があった。約1年ぶりの再会という事もあり、仕事や趣味の話などで大いに盛り上がった。そして、話の途中で、”運命の相手”について話し合う事があった。ここでいう運命の相手とは、恋人・友人問わず、自分が生涯を通じて関わっていきたいと思うような人物の事である。友人曰く、…
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2021.03.20
「論語」の話
『論語』は中国より日本にもたらされた最も古い書物であると言われ、それは『古事記』の時代にまでさかのぼることができる。儒学は足利時代、宋の朱熹による古典学改革を経て、江戸時代徳川家康によって国教的な地位を与えられた。「論語」が幕府によって武家社会を支える正式な学問として公認された理由は大きく分け…
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2020.11.01
恋愛は如何にして成立するのか
先月の10月、Amazonプライムでバチェロレッテという番組が放送された。バチェロレッテとは、番組のヒロインとなる一人の女性が、複数の男性たちの中から、将来パートナーとなる男性を見つける番組だ。バチェロレッテでは、そんな未来のパートナーを見つける為、様々なイベントや企画を通じ、お互いをよりよく知っ…
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2020.07.23
“無駄”な学びは無駄なのか
最近、漢字にはまっている。普段、プログラマーという職種でコードばかり入力している事もあり、活字を書くのが最近とても楽しく感じているのだ。そんな楽しみを分かち合いたいと思い、友人にその話をした所、「おお、それはいいね!」と私事のように喜んでくれたのだが、それと同時に「でもどうして漢字なの、活字を書き…
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2020.05.03
おやとことおじさんのこうかんにっき
去年の10月から交換日記を始めた。しかしその相手は知人でもオンライン上で知り合った方でもない。友人の子供だ。 そのきっかけは、自身がフリーランスとして働いていた頃、仕事をしながら友人のお子さん(年中さんと小学2年生)の面倒を見る機会があった事だ。その折、自身がプログラマーという事もあり、ローマ字入…
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2020.03.03
昆虫が未来を救う…?
去年の10月、私は都内の民間講座で昆虫食マイスターという講義を5回にわたって受講した。この講座では、文字通り昆虫食について学んでいくのだが、その講義内容が実に面白い。例えば第1回の講座では、多摩川の土手に行ってバッタを捕まえて食したり、第2、3回目では、コオロギ・カブトムシといった昆虫の味見…
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2019.12.22
アダム・スミス – 『道徳感情論』と『国富論』の世界 – を読む
豊かで強い国を目指す為、政府による市場への規制を撤廃し、競争を促進することで国の成長を高める経済戦略がある。その思想的背景としては、アダム・スミスの名が挙げられ、『国富論』はこのメッセージを補強するものとして援用される。しかし、自由放任主義者、急進的な規制緩和論者として語られるスミスのイメージにつ…
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2019.10.15
私はなぜミュウツーの逆襲を名作だと思うのか?
2018年7月12日、20年前に上映された映画「ミュウツーの逆襲」がリメイク版として再び蘇り、映画館で公開上映された。ポケモン好きの私としては、勿論この機会を見逃す訳がなく、映画館まで足を運び見にいった訳だが、上映中、そのあまりの懐かしさに思わず涙が込み上げてきた。 私がこの映画を初めて見たの…
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2019.08.28
シリにしかれる男たち
先日、近くの図書館を歩いていると、子連れの夫婦が図書館の入り口から出てきた。お父さんが子供に向かって何か話しかけていたので、そっと耳を傾けると、「こっちの道から帰るよ」と声をかけていた。ただ、その後である。お父さんについて行こうとする子供に、お母さんは「お父さんについて言っちゃダメ、こっちの道から…
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2019.07.03
もし今生きていることに意味があるとするならば
7月となり、今年も残すところあと半年となった。 歳を重ねた所為もあるのだろうか…最近は自身の年齢をやたら気にしてしまい、「人生の終活に向けての本質的な生の在り方とは何か」と考える事が多くなってきた。ここでいう ”本質的な生の在り方” とは、言い換えれば” 生きる目的とは何か” とか”人はなぜ生き…